《香港同人向任天堂提交的Pokemon譯名意見信全文》(中日對照)

意見書原案:香港同人HKdoujin   


由於另一方發起的「
爭取 Pokémon 保留各地譯名聯署」的意見信,只是要求「以Pokemon在港標題以英為主,以中為副」,我們香港同人則主張香港人要擁要自己的粵語譯名。「爭取 Pokémon 保留各地譯名聯署」中強調精靈迷的共同回憶,我們則要求任天堂正視香港推普廢粵的狀況,並不希望任天堂成為消滅粵語的幫兇。有見及此,我們起草了香港同人HKDoujin意見書,並已在2016年3月16日提交。前天「爭取 Pokémon 保留各地譯名聯署」公開表示已提交了那方的聯署信,我們亦決定公開本媒體版本的意見信,希望大家可以把意見信轉載到日本的社交網絡上,讓日本人明白Pokemon在香港出現了這樣的一個紛爭,也讓日本人理解粵普之別。

香港同人HKDoujin的立場:

1. 爭取粵語版本的Pokemon譯名。

2. 任天堂的譯名客觀上造成了助長普通話統戰粵語的效果。

3. 粵語是一種官方語言,與普通話是兩種語系

  意見信是先以日文書寫的,再翻譯為中文版本的,文法上可能會偏向日式表達。我們考慮到天堂想統一官方名稱,其中有著打擊盜版的用意,這點我們先表示同意,然而我們再在下文詳細申述普粵之別,重申強調粵語是一種獨立語言,也是香港現時火熱的政治議題。任天堂並沒有把粵語當作獨立語言看待,有客觀上造成了助長普通話統戰粵語的效果,成了消滅粵語的幫兇。

 

中文譯版:

關於官方中文版Pokemon對香港地區及廣東話玩家的待遇問題之聲明

石原恒和先生
增田順一先生
任天堂株式会社
CREATURES株式会社
GAME FREAK株式会社
Pokémon株式会社

敬啟者

  在這個於寒冷中開始感受到春天氣息之際,我們對寵物小精靈迎來誕生20週年送上慶祝的同時,亦對Pokemon各相關公司的發展送上衷心的感謝與祝賀。

  在過去的二十年裡,寵物小精靈遍布全球,並成為許多孩子不能替代的珍貴回憶。而世界各地認識這遊戲的人仍不斷在增加,這絕非一件容易的事,我們認為這全有賴Pokemon相關公司多年努力的成果。因此,今年2月26日,當遊戲新作「Pokemon Sun Moon」揭曉,並宣布首次加入中文版時,中文圈的Pokemon玩家都覺得這是個如夢想成真的好消息,石原先生在於網上公布的說明影片(https://www.youtube.com/watch?v=mWSCYwGkCkY),我們都深受感動。然而,關於這次中文版的一個細節,也就是香港的廣東話並沒有被採納為官方語言,很遺憾我們認為這個方案並不完善,以下我們將逐步解釋。

  首先,以公式的中文版本的發表為契機,統一了「華語圈」Pokemon的關聯用語的意向,我們並特別有異議。眾所周知,Pokemon能遍布世界並不是因為商業活動,而是因為作品本身的魅力所致。因此在各關聯公司沒有主動參與下,Pokemon在很多地區用語的翻譯與其形象認知的確存在差異。官方發展多語言,對Pokemon正確形象推廣有正面作用,而且對尊重知識產權這點有莫大意義。我們對此深有體會,亦非常贊同。

 

  然而,石原先生在影片中表示的「華語地區」,其實中國、香港、台灣三地使用的口語和書面語也截然不同。中國使用的是簡體字,香港和台灣使用的是正體字(繁體字),這是人所共知的。在口語方面,中國和台灣基本上是使用北京話(普通話/國語),相對地,香港的官方語言為廣東話及英語。香港有90%人口是以廣東話作為母語的。關於這一點,石原先生雖然在影片首尾也分別以廣東話和普通話與大家打招呼,可是,必須說公司各部門對於廣東話及普通話之別的理解十分不足。兩者的分別,並不是語言學上「官方語言」與「方言」之別,而是根本上是分開的兩種語言。這個在日本語系中恐怕很難找到相似的例子,硬要給一個例子的話,可以想像為日文與阿伊努語的分別。

 

  再簡單一點說,中國和台灣同樣以普通話作口語溝通,因為大多數的漢字發音也一樣,文字上只需要作繁簡轉換就可以解決。以日本作為例子,二二六事件時的報紙,是以漢字加片假名表示的,能夠說日文的日本人只要懂得閱讀片假名,就可以讀懂報紙了。然而在香港,這不止是字符顯示的方式不同,而是基於口語不同,漢字的發音也完全不同。出於這個原因,石原在影片中表示意圖統一全世界「Pokémon」發音,而決定使用「宝可夢」,基於其發音「pɑu kʰɤ məŋ(バアゥコェモング)」比較接近「Pokémon」,而在廣東話,發音就會變成「pou hɔ mʊŋ(ボゥホームング)」這個狀況不是與你統一發音的意向南轅北轍嗎?

 

  在名稱方面的問題就更多了,例如,香港人會稱Pikachu為「比卡超」,廣東話發音為「pei kʰa tsʰiu」,與日文發音「ピカチュウ」相當接近。相對地,中國及台灣的會稱Pikachu為「皮卡丘」,發音為「pʰi kʰa tɕʰjoʊ」,是最接近日文發音「ピカチュウ」的譯法。可是「皮卡丘」在廣東話中發音就會變成「pʰi kʰa jɐu(ピカヤゥ)」了。 今次中文官方版本以皮卡丘來統一譯名,能把「皮卡丘」聯想到Pikachu的廣東話使用者,恐怕沒有幾多個。

 

  應當指出的是,廣東話屬於中國南部的語系,從來南方與北方就帶有不同的傳統文化,這樣的差異也體現在Pokemon的翻譯上。以香港譯名「波波球」與「大比鳥」爲例,這次發佈的中文版命名爲屬中國大陸玩家稱之爲「胖丁」與「比雕」,但是如此再廣東話漢字裏面「丁」和「雕」兩字通常是指男性器官的下流俗語,所以兩者的小精靈名稱會變成「粗壯的男性器官」以及「男性器官比試」的意思。

 

 如前所示,以普通話的語感製作的中文版無法適用於粵語使用者,僅在Pokemon當中仍有很多此類事例。重新陳述多次,如果能夠更加理解香港的社會是一個不論法律層面還是文化層面也是和中國區別的話,那就感激不盡了。對於在香港累積了11年經營經驗的任天堂來說,是個絕不困難的事情。

 

  不得不補充的是,在現今香港的社會環境,廣東話跟普通話的區別不單只是文化差異,而是深層的政治問題。特別在2014年10月的大規模遊行「雨傘革命」後,政權推行了「推普廢粵」政策打壓廣東話,引起了香港社會不少民間衝突。

  若在這個時候強行推出以普通話為基準的中文版,必定會被視為赤化政策的同謀。屆時,不只與pokemon有關聯的各公司,有可能連我們這些單純想享受pokemon遊戲的玩家們,不論使用哪個語言版本,也十分可能會被捲進巨大的政治風波中,被視為對粵語文化滅絕的參與者。

  這不是危言聳聽,對於香港的政治局勢,可以向日本的中國觀察家、大學的研究者及與相關官員有聯繫的人仕作進一步確認。

 

  無論如何,作為香港的pokemon玩家,我們衷心感謝您們給予pokemon全球化的這個機會,同時亦強烈希望您們對待其他地區的語言有平等的待遇,並實行適當的措施。

  當然,若可以開發一個與現在的中文版不同的廣東話版本的話,於我們來說是無比的光榮,但現在首要的措施,至少將遊戲內的特殊名詞,先翻譯為廣東話如何?

 

  最後感謝你能夠看這信到這。我們希望在心中能夠保存我們兒時一點一滴的回憶。多謝你們的幫助。

 

香港Pokemon及外地廣東話的Pokemon玩家們致

2016年 3月 16日
PS: 到2014年為止,雖然香港人口只約723萬,於世界上以廣東話為母語的總人口卻超過6千萬以上(中國廣東省,馬來西亞,印度尼西亞,大洋洲,北美洲和英國等等國家[http://www.ethnologue.com/language/yue])

 

提交的日文版意見書:

ポケットモンスターの公式中国語バージョンにおける香港地区及び広東語話者の待遇問題に関する声明

石原恒和 様

增田順一 様

任天堂株式会社 様

株式会社クリーチャーズ 様

株式会社ゲームフリーク 様

株式会社ポケモン 様

 拝啓

  寒気の中にも早春の息吹が感じられるようになったこの頃、ちょうどポケットモンスターのご誕生20周年をお迎えになることにおかれまして、そのお祝いを兼ねて、ポケモン関係各社ますますご発展のことと心より大変お慶び申し上げたく存じます。

 

  これまで20年の間、ポケットモンスターが世界中に広げられ、多くの子供たちにとってかけがえのない大切な思い出になっております。この様に世界中の人々が認知するゲームにまで成長したのは、決して容易なことではなく、全てはポケモン関係各社の長年の努力の賜物であると謹んで存じ上げております。そのため、今年2月26日、新作『ポケットモンスター サン・ムーン』のお披露目に際して、歴代初の中国語バージョン搭載のことが発表されたことは、「中国語圏」のポケモンプレイヤーたちにとって、まさに夢のような朗報でございます。さらにこの件に関して、石原様より直々にご説明なさる映像 (https://www.youtube.com/watch?v=mWSCYwGkCkY) がネットで公開されており、そのお心遣いに私共は大変感動しております。しかしながら、今回中国語バージョンを搭載するという件の詳細に関しては、香港及び広東語が公用語として採用されていない事であります。よって皆様のご対処が完璧ではないと申し上げなければなりません。大変恐縮ですが、これから順を追ってご指摘させていただきたく存じます。

 

  最初にご説明させていただく事は、公式の中国語バージョンのご発表をきっかけに、「中国語圏」におけるポケモンの関連用語を統一させるというご意向に対して、私共は特に異議はございません。周知の通り、これまでポケモンが世界中で広げられた原因は計画的な営業活動ではなく、作品自身の魅力によるものです。そのため、ポケモンは多くの地域において、関係各社の関与なく自主的に受容されたため、用語の翻訳からイメージの認知まで様々な差異が存在しております。公式による多言語的展開は、ポケモンのイメージが正しく伝播されること、及び知的財産権が尊重されることに対して多大な意義を有することと、わたくしたちも認識し、大いに賛同いたします。

 

  ただし、石原様が映像の中で「中国語圏」と仰っておられます、とりわけ中国のメインランド、香港、台湾において、使用する口頭言語及び正書法はそれぞれに違いがございます。中国のメインランドが簡体字を、香港と台湾が繁体字をそれぞれ使用していることは、皆様もご承知の通りです。一方、口頭言語に関しては、中国のメインランドと台湾は北京語をベースにしたマンダリン(普通話/国語)を使用しているのに対し、香港の公用語は広東語と英語であり、人口の約9割が広東語を母語としております。この点に関して、確かに石原様は映像の最初と最後で、マンダリンと広東語を用いてご挨拶くださいましたが、マンダリンと広東語との関係に対する関係各社、特に実務に取り掛かる関係責任者の方々の理解と配慮は大変不十分であると言わざるを得ません。この両者間の区別は、言語学的に見れば同じ言語の「標準語」と「方言」とのような関係ではなく、むしろ別々の言語として捉えるべきと考えられています。おそらく日本では類似するような例はなく、強いて挙げるならば日本語とアイヌ語の関係をイメージいただければと思います。

  もっと簡単に言えば、中国と台湾において、口頭言語では同じくマンダリンを話すため、大半の漢字は発音も同じなので、漢字の書き方において簡体字と繁体字に分ければ万事解決致します。日本の例で言えば、二二六事件の時の新聞紙は漢字+カタカナの表記だったのに対し、現在は漢字+ひらがなになっています。日本語が喋れる人はカタカナさえ分かれば、当時の新聞紙を読んでも理解できます。しかし香港では、文字の表記だけでなく、そもそも口頭言語が違うため、同じ漢字でも発音が違う事が多く存在します。そのため、映像の中で石原様が仰ったような、全世界で「Pokémon」という発音でタイトルを統一させるというご意向があるにもかかわらず、そのもとで制定された中国語の表記「宝可夢」は、公用語にて「pɑu kʰɤ məŋ(バアゥコェモング)」という比較的に近い発音になる一方、広東語にて「pou hɔ mʊŋ(ボゥホームング)」になってしまいます。誠に恐縮ですが、このような状況が名称の統一というご意向にとっても、まさに南轅北轍ではないでしょうか?

 

  タイトルのほか、このような問題点も数多くあります。たとえば、これまで香港では「ピカチュウ」が「比卡超」と表記されますが、広東語の発音は「pei kʰa tsʰiu(ベイカーチュウ)」になっており、日本語の発音に近いです。それに対して、中国と台湾では「ピカチュウ」の漢字表記は「皮卡丘」になっているのは、マンダリンでは「pʰi kʰa tɕʰjoʊ」と発音するため、限りなく「ピカチュウ」に近いです。しかしこれを広東語で発音すると、「pʰi kʰa jɐu(ペイカヤゥ)」になってしまいます。今回の公式中国語バージョンにおいて「皮卡丘」という表記に統一されていますが、広東語話者にとって、それで「ピカチュウ」のイメージと繋げられる人はおそらくいないでしょう。

 

  なお、広東語は中国南部の言葉として、北部に由来するマンダリンとは違う文化的伝統を有しています。このような相違もポケモンの訳語に反映されています。たとえば、これまでプリンとピジョットは香港において「波波球」と「大比鳥」と表記されていましたが、今回の公式中国語バージョンでは中国のメインランドの命名「胖丁」と「比雕」になっています。しかし、広東語では漢字の「丁」と「雕」は、男性の性器を指す下品な俗語としてよく使用されています。そのため、広東語圏の人達にとっては、「胖丁」と「比雕」を「太いちんこ」と「ちんこ比べ」という意味に解釈されてしまいます。

 

  上記のような、マンダリン話者の言語感覚で制定された中国語バージョンが広東語話者に適合できない事例は、ポケモンに限ってほかにも多数あります。改めて申し上げますが、香港は法的にも文化的にも中国のメインランドと区別されている社会であることをより一層正確にご認識していただければ大変ありがたく存じます。これはすでに11年間も香港において会社運営の経験を蓄積された任天堂様にとって、決して困難なことではないと存じます。

 

  さらに補足しなければならないのは、今日の香港の社会的文脈において、広東語とマンダリンとの区別は単なる文化的な違いだけでなく、重要な政治的課題の一つでもあります。特に2014年10月の「Umbrella Revolution」大規模デモ以来、マンダリンを用いて広東語を抑圧する政策が実行され、香港社会の日常の様々な場面において数多くの衝突事件が起きています。もしこのタイミングでマンダリンを基準とした中国語バージョンが強行推進されてしまえば、必ず関連政策への加担として捉えられてしまいます。その際、ポケモン関係各社だけでなく、たとえわたくしたちプレイヤーがポケモンを楽しみたいだけで、どの言語のバージョンを使うとしても、広東語を対象とする文化的ジェノサイドの関与者としてより巨大な政治的衝突の波に巻き込まれてしまうことになりかねないでしょう。これは人騒がせではありません。むしろこの声明文で述べさせていただいたことに関して、香港の政治情勢に関して、ぜひ日本のチャイナウォッチャー、大学の研究者、関連する官公庁の関係者などにご確認ください。

 

  いずれにせよ、香港のポケモンプレイヤーであるわたくしたちは、ポケモンのグローバル化においてこのような機会を与えていただけた事に深く感謝しておりますし、同時に他言語との待遇の平等について、厳正な対処を強く要望いたします。無論、現在の中国語バージョンと完全に違う広東語バージョンをご開発いただければ、それはわたくしたちにとって無上の喜びと栄耀になりますが、とりあえず現時点における応急的な措置として、少なくともゲーム内の特殊名詞の翻訳を、広東語の感覚にてご対応いただけませんでしょうか?

 

  本声明文を最後までご覧になりまして、心より御礼申し上げます。これから私共は、子供時代の歓喜の記憶を脳内劇場で再現させながら、みなさまからの良いお知らせを待ち望みます。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

香港のポケモンプレイヤー及び香港以外の広東語話者のポケモンプレイヤー 有志一同

 

2016年 3月 16日

 

PS:香港の人口は約723万(2014年)ですが、隣の中国広東省をはじめ、マレーシア、インドネシア、オセアニア、北米及びイギリスなど世界各地における広東語話者の総人口は最低6千万以上 (http://www.ethnologue.com/language/yue) になります。

 

原案/HKdoujin 

 

4 thoughts on “《香港同人向任天堂提交的Pokemon譯名意見信全文》(中日對照)

  • Pingback:「寶可夢粉」賣粵求榮 | 香港同人專欄

  • 609060179@qq.com'
    8 6 月, 2016 at 11:06 下午
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    广东话的“雕”只有“屌”一种意思?胖丁那个就更离谱了,果然心灵肮脏的人看什么都是肮脏的。

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  • 609060179@qq.com'
    8 6 月, 2016 at 11:10 下午
    Permalink

    我突然想起了金庸先生的“《神雕俠侶》”,港人第一次看到神雕俠侶會不會都以為這是本小黃書呢ww

    Reply
  • hjl891212@163.com'
    24 7 月, 2016 at 4:13 下午
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    用意可嘉,水平太低。——廣州人留。

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